派遣社員でも保育園の利用は可能
派遣でも保育園を利用できる？
派遣社員として働きたいと思っても、こどもの預け先が確保できないと現実的に厳しいと危惧されます。そこで、多くの人が目を向けるのが保育園の利用です。仕事をしている親にとって大変心強い存在ですが、そもそも派遣社員が保育園を利用できるのか不安に思っている人もいるでしょう。
結論から言うと、派遣社員でも選考を通過すれば保育園へ預けられます。自治体によって利用規約は多少異なりますが、正社員・派遣社員・パート社員・契約社員と、どんな雇用形態であっても保育が必要とする事由や条件に適するのであれば、申し込むことが可能です。派遣社員の場合は「1日4時間以上かつ月16日以上働いている」「仕事を探している」のいずれかに該当を要するので、まず自分の状況と照らし合わせてみましょう。
なお、条件にもあるように、現在仕事に就いていなくても求職活動のために保育園を利用することはできます。無職≒保育園不可ということではありませんので、ご安心ください。
求職活動と保育園申請どちらが先
派遣で働くことを検討する際、「仕事探しと保育園の申し込みどちらからすればいいのかしら？」と悩んでいる人もいるでしょう。その場合は、先に保育園への申込みを行う方がおすすめです。なお、先で紹介したように、求職活動のために保育園を利用するのは適正な事由なので、ためらう必要はありません。
多くの自治体では、4月入園の申込みを前年10月頃から受け付けています。年度途中の入園は空き状況によりけりなので、まずは市役所や区役所、役場などに電話で問い合わせたり、窓口を訪れたりして情報を収集しましょう。多くの自治体は子育て支援に積極的なため、相談することで何かしらの活路が見えてくることもあります。また、自治体によっては入園可能状況を随時公表しているので、こまめにチェックすることも大切です。
認可外保育園・こども園・幼稚園も視野に入れよう
派遣の仕事が決まったものの、保育園への入園が決まっていないときは、認可外保育園やこども園、幼稚園などへ預けることも検討してみましょう。認可外保育園は、保護者のニーズに沿って運営されているところが多いので、融通が効きやすいと言われます。また、保育内容に独自性のある園も多く魅力的です。
幼稚園は通常14時までの預かりですが、多くの園で夕方まで利用できる「延長保育制度」が設けられています。これは、こども園でも同様の制度があるので、ぜひ視野に入れてみましょう。
もし、派遣採用後に仕事を断ると、その後は派遣会社からの紹介がなくなる可能性もあります。それを避けるためにも、こどもの預け先に関しては健全かつ広い目で探すことが大切です。
